過失割合を有利に算定する
過失割合とは
過失割合とは、加害者が何%悪くて、被害者が何%悪いという、割合のことです。
交通事故は、加害者だけが悪いというケースはほとんどありません。被害者にも過失があることが多いのです。だから、事故の責任を加害者に全て負わせるのは酷だということで、この過失割合という考え方があるのです。
弁護士は過失割合を有利に算定する
過失割合には一定の基準があります。事故がどこで発生したのか、昼間だったのか夜だったのか、被害者は大人だったのか幼児や老人だったのか、など、ケースごとに基準があって、過失割合が決められています。
でも、過失割合は機械的に決まってしまうわけではありません。今回の事故がどのケースに当たるのか、争われるからです。たとえば、被害者は「事故が起こったのは通学路だったから、加害者の過失は10%上乗せされるべきだ」と、主張したりします。それに対して、加害者は「確かに通学路だったが、通学時間ではなかったから、過失が上乗せされるべきではない」と、反論したりするのです。
弁護士は過失割合の基準に精通していて、依頼者に有利になるように議論を展開します。
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