むちうちの後遺症
交通事故にあってしまった場合に、むちうちの後遺症になってしまうというケースは多くあります。
むちうちの後遺症とは、医学的には、外傷性頸部症候群、頚部捻挫などと診断されるもので、その言葉から想像されるような、むちで打たれた傷というものではなく、シートベルトを着用して体が固定されているときに、事故の衝撃をうけて首や頭がむちのようにしなることで、捻挫のようなものになることです。シートベルトを着用した状態で交通事故に遭遇した際、頭の部分が前後に揺られることで様々な疾患が起こります。
むちうちの後遺症で気をつけておいてほしいのは、事故にあったその日には自覚症状がなく、しばらく経ってから症状が出ることが多いということです。そのため、事故にあった時になんともないからと思ってほうっておくことは絶対に避けるようにしてください。
交通事故にあった際は、まず必ず警察に連絡すること、そして、身体に異常がないように思えても、必ず病院を受診するようにしてください。大事になるようで、気乗りがしないかもしれませんが、そうすることが、後々のトラブルを避けることにもつながります。
医療機関でむちうちの後遺症と診断された場合は、通常相手方に損害賠償請求をすることができます。治療費のみでなく、通院費や、慰謝料なども請求できますから、一度弁護士に相談してみるようにしてください。