京都で事故にあったら
京都は自転車の利用が多いので、自転車事故の数が多いのではないでしょうか。ここでは、京都で事故に遭ったときの3つのポイントを説明します。
通報する
事故に遭ったら警察に通報してください。通報しないと後に事故発生を証明するのが難しくなる場合があります。これは京都での事故に限らず、事故一般にあてはまることです。
事故の訴訟は京都地裁ではなく大阪地裁にすることも考える
示談で話がまとまらない場合には、裁判所に訴訟を提起することになります。裁判所は全国各地にあって、京都にも地下鉄丸太町駅近くに京都地裁があります。京都の事故であれば、京都地裁に訴訟を提起するのがよさそうですけれども、必ずしもそうではありません。
大阪地裁には交通事故専門部というものがあります。この交通事故専門部には、交通事故を専門に担当している裁判官がいます。このため、大阪地裁では交通事故の訴訟の進行、証拠調べ、評決などが、綿密かつ迅速に行われる傾向にあります。これに対して、京都地裁には、交通事故専門部がないため、大阪地裁ほどの専門性はないと思われます。
したがって、勝訴の見込みが高いならば、京都地裁ではなく大阪地裁に事故の訴訟を提起することをおすすめします。
これに対して、勝訴の見込みが低いならば、京都地裁に訴訟を提起するのも手です。というのも、交通事故の専門性がない裁判官は判決を書きたがらず、示談を勧めてくるからです。そうすると、判決では負けてしまう事故事案でも、示談によって賠償を手にする可能性が高まります。
管轄について
ここで、管轄が問題になりますが、交通事故の場合、自分の住所地だけではなく相手方の住所地、それに事故のあった所の裁判所に管轄があるのです。
弁護士は京都の弁護士でなくてもよい
京都の事故ならば、京都の弁護士にと思われるかもしれません。しかし、現在の裁判には、電話会議システムというものが導入されています。
このシステムがあるので、北海道の弁護士に依頼しても問題がないのです。なお、平間法律事務所は東京都小金井に所在していますけれども、京都を始め全国からの無料電話相談を承っております。交通事故に遭って、悔しい思いをされている方に、少しでもお力になればと思っております。どうぞ、お気軽にお電話ください。