交通事故における後遺障害認定ってどういうことですか?
端的に言うと後遺障害認定によって、はじめて後遺障害慰謝料を加害者側に支払わせることができるようになります。
後遺障害認定を受けるには①交通事故によって受けた精神的・肉体的な傷害が②これ以上の治療を継続しても将来的に回復が見込めない、症状固定の状態で③交通事故と当該症状固定後に残る障害と相当因果関係が存在し④その存在が医学的な見地から説明できるものであり⑤労働力の喪失または低下を伴い⑥その程度が自賠法施行の等級に該当するもの、でなくてはいけません。
特に⑥の要件が大切で、どの等級に該当するかによって支払われる後遺障害慰謝料の金額が大きく変わってきます。後遺症が残ってしまったらその後遺症と一生付き合っていかなくてはなりませんから、今後の生活などのためにもやはり後遺障害認定を受けるべきです。
ただ、交通事故のもっとも代表的な例であるむちうちは後遺障害認定を受けにくいのも周知の通りです。むちうちの後遺障害認定を受けるべく何度も申請しているのにそのたびに却下される・・・という交通事故被害者の方がたくさんいらっしゃるのです。後遺障害認定を受けるには法的知識が必要なのです。
交通事故の後遺障害認定などのように交通事故で賠償金額を大きく左右するものは他にもたくさんありますから交通事故の被害者になってしまったらまずは弁護士に相談しましょう。
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