慰謝料算定の弁護士会基準
慰謝料算定の弁護士会基準
交通事故の慰謝料について、実は弁護士会が基準を発表しています(いわゆる赤い本の基準)。これは、慰謝料表を中心に、重傷度を考慮して慰謝料を算定するものです。
慰謝料算定には、他にも任意保険基準などがありますが、弁護士会基準での金額は、任意保険の基準に比べると高い金額であるとされています。 しかし、弁護士会の基準だけあって、裁判で基準とされる金額なのですから、適正な額であるといえるでしょう。そして、実際にも任意保険の基準に比べると高いのですから、被害者に有利といえます。
また、実際には表だけではなく諸事情を勘案して妥当な金額を算定することが望まれますが、表の示す慰謝料の基準は相当に参考になります。
慰謝料の弁護士基準はどのようなときに使われるのでしょうか?
慰謝料算定の弁護士基準は、被害者側が任意保険基準で算定された慰謝料金額に不服がある場合などに利用されます。より適正な金額の算定根拠として、ニーズがあるわけです。
また、これが非常に重要なのですが、裁判上の請求でも弁護士基準を参考に慰謝料の金額が算定されることになります。しかし、実際の裁判上の請求には、判例などの蓄積された専門知識が欠かせません。
慰謝料算定にご不満の方は、一度弁護士に相談されてみてはいかがでしょうか。