静岡における交通事故の示談交渉について

平間法律事務所では、様々な法律問題に関する相談を数多く受け付けております。中でも、交通事故に遭ってしまいお困りの方からの相談は特に多く受け付けてきました。交通事故においては法律の専門知識が必要になることが意外と多いものなのです。今回は、そのうちのひとつを紹介します。

東京在住の相談者さんのご相談内容

「先日、出張先の静岡で交通事故に遭い、怪我をしてしまいました。そこで後日、私が再び交通事故の相手方の住所地である静岡に出向いて示談交渉をすることになりました。静岡まで何度も出向くのは都合が悪いので、早く示談を成立させたいと思っていますが、焦って一日で示談交渉を成立させるのはよくないのでしょうか？」

ご相談へのご回答

交通事故の示談成立のタイミングですが、たとえ話し合いの結果に満足しても、焦って示談書に署名、捺印するべきではありません。少なくとも一日は時間をとって、冷静に示談内容を再検討しましょう。静岡まで出向く手間を惜しんでいては、相談者さんが損をする結果になりかねません。

当事者間で協議がまとまれば、簡易裁判所に和解を申し立てて、和解調書を作成してもらいましょう。公証人に公正証書を作成してもらうのもよいでしょう。