交通事故の行政処分について
交通事故時の行政処分はどのようなものですか?
交通事故があった場合、加害者には行政処分が課せられます。交通事故において課される責任には、刑事上、民事上の責任とは別に行政上の責任があります。運転免許の停止・取り消しや減点、反則金などが行政処分です。
これらのどれにあたるかは事故や責任の重さに対応して変わってきます。たとえば人身事故における行政処分の場合、加害者の過失がわずかでも認められれば、2点の減点事由である安全運転義務違反及び、最低2点の減点事由である人身に係る交通事故の付加点数で最も少なくても合計4点の減点がなされることになります。
この行政処分には被害者の過失の有無など事故時の状況が大きくかかわってきますので、もしあなたが被害者の場合は、事故後の聴取において過失がなかったことをアピールすることが重要です。逆に、加害者により重い行政処分を加えたいのであればそれも可能だということです。
また、加害者が受けた行政処分について被害者がそれを知ることも可能です。警察などに問い合わせるとよいでしょう。交通事故で加害者が受けた行政処分について納得いかないことがあればいちど弁護士に相談することをおすすめします。