交通事故後の示談について
交通事故後の示談とは
交通事故によって発生した損害賠償の金額は、まずは示談交渉によって決められます。示談交渉を経て加害者側と被害者側の双方が納得すれば、決められた金額による損害賠償が行われます。
逆に、加害者側が被害者側の提示額に納得できない、被害者側が加害者側の提示額が低すぎると感じる、などの理由で、被害者側と加害者側の合意がなされず、示談が成立しなければ、裁判によって金額を決定することになります。
このように、交通事故発生後にさらに当事者の労力を費やさなければなりらない場合がございます。示談を成立させた方が、交通事故当事者双方にとって好ましい結果であるといえますが、うまく進まないこともあります。
ところが、保険請求権は2年、損害賠償請求権は交通事故後3年で、時効によって消滅してしまいます。ですから、それまでに示談を成立しないようであれば法的手続をとらなければなりません。
さらに、交通事故被害者は、多くの場合、損害保険の担当者を相手に示談交渉をすることになります。これでは、当事者間に知識や経験の大きな差があると言えます。どうしても交通事故後の示談が成立しない場合や、納得のいかない金額で示談が成立させられそうな場合には、法律の専門家に相談するのがよいでしょう。
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