自転車で事故をおこしたら賠償はどうなりますか?
最近、自転車の交通マナーが悪いことが問題になっています。自転車は、道交法上軽車両であり、車道を走行するのが原則です。しかし、このようなルールが周知されておらず、歩道上をスピードを出して走行している自転車も少なくありません。
自転車が歩道を走行中に歩行者をはね、歩行者が死に至るような自転車事故も起きています。このような事故を起こしてしまうと、損害賠償をしなければならなくなります。一般に、交通事故によって怪我を負わせたり、死亡させたりした場合はかなりの高額を賠償することになりますが、自動車や、バイクには自賠責保険の加入が義務付けられており、また、任意保険の加入も進んでいます。しかし、自転車の保険に入ってる人は少ないのが現状です。交通事故に占める自転車事故の割合は、いまや全体の2割にも上っています。
保険会社が自転車向けの保険を用意していますので、できるだけ加入するようにしておきましょう。自転車による事故の場合でも損害賠償の額が高額になりますので、保険に入っていることが、被害者、ひいては自身の人生を守ることにもつながるのです。仮に自転車に乗っている際に、被害者側になった場合でも、交通ルールに違反していた場合、(無灯火・二人乗り・片手運転など)自転車側に一定の過失が認められる可能性がありますので、注意するようにしてください。