トンネル事故
高速道路などで、トンネルを通る機会はよくあるでしょうが、トンネルは事故が一度起こると、火災や玉突き事故に発展して、大規模な事故になりやすいものです。
トンネル事故として最も有名なのが、日本坂トンネル事故でしょう。東名高速道路にある日本坂トンネルで、1979年に死者7名を出す痛ましい事故が起こりました。トンネル内での渋滞に巻き込まれたトラックが急ブレーキで停車し、後続のトラックがそれに追突、その後続の乗用車が・・・という形で、どんどんと衝突していき、火災に発展してしまったのです。
トンネル内は見通しが悪く、渋滞になると追突の危険性がありますし、一度火災が起こってしまうと、煙や熱気で動きがとれなくなり、重大な結果につながってしまいます。このようなことを防ぐためには、やはりスピードを出しすぎないようにし、車間距離をしっかりと取ることが大切です。
もし、制限速度を超過して走行し、減速が間に合わず前方の渋滞中の車に衝突した場合には、重い過失があると認定され、莫大な損害賠償の責任を負わなければならなくなることも考えられます。トンネル事故なんて自分とは関係のない話だとは思わないで、交通事故をしない、遭わないためにも、安全運転の気持ちを忘れないようにしてください。